常設展示
  
第3室: 
古建築の本       


最古の全国指定建造物写真集
日本古建築精華』(全三冊)

 
大正8-11年刊行著者の岩井武俊氏は毎日新聞の記者で古建築にとりつかれた人。全国を実施調査し、写真撮影と解説を書いた。この本の装丁は和綴りの立派なもので、各々に写真を載せ、 詳細な 解説分が付く。

   


長谷寺、四天王寺東大門、住吉大社


長崎福齊寺

法隆寺

浅草浅草寺、寛永寺

東大寺南大門、鐘楼、開山堂

指定建造物のカルテ、修理工事報告書

 古建築のカルテといわれる修理工事報告書は、文化財の建造物修理に際し発行される。発行部数は300部に過ぎず、特定の機関、大学や公共の図書館に配布される。一般の古建築愛好家には希少本としての価値から求められることがあるが、古書店に流通した分からしか手にすることはできない。
 修理工事報告書の第1号は、昭和5年発行の「東大寺南大門史及昭和修理要録」で、その後、法隆寺関連の建物から逐次発行されていく。平成15年当時で国、地方指定も含めて文化財の修理工事報告書は1700冊を超え、こうした膨大な資料の蓄積は世界にも類をみないものと云われる。


修理工事報告書・調査報告書



文生書院発刊の復刻版「東大寺南大門史及昭和修理要録」
 復刻版はデジタル映像つきで研究者の便宜を図っている。報告書内の記録写真には、工事にたずさわる人たちも並んで写真に収まり、当時の作業風景をしのぶことができる。
鉄材補強の現場写真など